Funny Card Game (1166) †概要 †UNO™ のようなカードゲームの問題.ディーラーは各プレイヤーに 5 枚ずつ配った後,残りの札のうち一番上の札を表に向けて場札とする(残りは山札とする).ディーラーの左どなりのプレイヤーから順に,場札と同じ印(スート)または値(ランク)のカードを出していく(出されたカードが新たな場札となる).出せるカードがないときは山札から 1 枚ひき,そのカードが出せるならばそれを出す.出せないならばそのまま次のプレイヤーに移る. 次のカードには特別な効果がある.
このようにしてカードをすべて出すことのできたプレイヤーから抜けていく.一番最後まで残ったプレイヤーのことをロシアでは Japanese Fool と呼ぶらしい(最悪). ここで,ほかのプレイヤーが抜けて 2 人だけになった状況を考える.もし,6,7 のようなスキップ系のカードばかりならば,相手プレイヤーに 1 枚も出す余地を与えることなく勝てるはずである.与えられた手札に対して,そのような手順が存在するかどうかを求めよ. 解法 †基本戦略は深さ優先探索でよい. 最後の 1 枚を除いて,出せるカードは 6,7,A とスペードの K の 13 枚と Joker(ただし前述の 13 枚のいずれかとして利用する)だけである点に注意すること.もちろん,たとえばスペードのカードを全部せしめている場合は,スペードのカードを場に出せば相手は確実に山札から 1 枚ひくことになるが,その場合はスキップ系でないカードが多すぎてうまくいかない. わな †最初の場札が QDS で,手札が QH のときの答えは NO である.次のカードはスペードに限られているので. |